sunjiyata692








No.01
2016年 9月発行


小さな公園たちの夜

住道矢田6-9-2から5kmの公園たち
sunjiyata6-9-2kara5kmnokouentachi


まぶしい光が降り注ぐ公園。
大きなボールを抱えて「行くで!!」のひと声で、友だち数人と一目散に目指す場所。
買い物の帰り道、レジ袋の中身を気にしながら、掌にかかる重みを言い訳に「ちょっとね…」と笑いながら先客のいるベンチに腰をおろす場所。
約束と約束の合間に「コーヒーにも飽きたな」と、本を開く場所。
「あの人は、今日もいるかな?」と、散歩仲間と語らうことが心の張りになる場所。

子どもにも、大人にも親しまれる小さな公園たちは、けれど、太陽とともに次の日がくるまで意識の外へ追いやられる。
人の関心をなくした公園たちは、淋しげな明かりに凛とした表情を
浮かび上がらせる。

中面の特集は、夕暮れから夜にかけての時間帯の公園を、なかでも遊具に注目し、マニアックな視点で取材してみました。子ども心を忘れない大人が、遊び心いっぱいで、観察・編集しました。





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